大変ご無沙汰しています。フットボールベアーです。
新型コロナウイルスの感染拡大による影響でバタバタしてしまい、なかなかブログを更新できませんでした。
Jリーグも中断が続いていますが、今回はそんな新型コロナ禍によるヴィッセル神戸への影響について考えてみました。
新型コロナ禍がヴィッセルに与える3つの影響
世界で猛威をふるう新型コロナウイルス。
日本のJリーグはもちろん、世界各国のリーグや大会が中断・中止に追い込まれるなど、フットボールへも甚大な影響をもたらしています。
ヴィッセル神戸においても酒井高徳をはじめ、スタッフへの感染も広がるなど、不安な日々が続いています。
(酒井は4/25に無事退院したと報告されました!スタッフの方々も1日でも早い回復を祈りたいですね><)
そこで今回は新型コロナウイルスがヴィッセルに与える影響を考察してみました。
1.選手のコンディションへの影響
まず最初に挙げられるのが、選手のコンディションへの影響です。
4月25日現在、国内すべての都道府県に非常事態宣言が発令され、不要不急の外出を自粛するよう要請されています。
ヴィッセルにおいてもクラブ内での感染が確認されたことで早々にチーム活動の休止を発表。選手達はそれぞれ自宅でトレーニングを行っていますが、コンディションが低下しているのは間違いないでしょう。
フィジカルはもちろんメンタル面への影響も大きいことが予想され、仮に年内にリーグ戦が再開されたとしてもパフォーマンスが上がらない状況が続くのではないでしょうか。
トップアスリートにとっての半年~1年は選手生命を左右します。ベテラン選手も多いヴィッセルでも、影響が出る選手が出てくることは十分考えられます。
2.クラブの経営面への影響
2つ目は、クラブの経営面への影響です。
リーグを再開したとしても、現状では無観客開催が濃厚とされています。無観客ということは、入場料収入が見込めないということ。
また、スポンサー収入の減少も予想され、クラブの経営に大きなダメージを与えると考えられます。
楽天という拠り所はあるものの、それとて無尽蔵に資金を追加できる訳ではありません。全世界的に経済が停滞している状況では、楽天本社も少なくないダメージを受けるはずです。
こうなってくると、選手やスタッフの契約にも影響は広がってきます。とくに外国籍選手や高額年俸選手との契約はシビアな判断が求められ、思いがけない退団があってもおかしくありません。
3.夏・冬の移籍市場への影響
個人的に一番影響が大きいと考えているのが、移籍市場への影響です。
現状世界のリーグがストップし、移籍市場はまったく先が見通せない状態です。ヴィッセルは欧州市場を中心とする補強戦略を取っていますが、現在FIFAでは『2020年6月30日までの契約は、2019-20シーズンのリーグ戦が終了するまで継続される』というクラブへの救済措置を発表しています。
つまり、2019-20シーズンが終了しない限り、成立している移籍もストップされるということ。これは夏の市場でビッグネームの獲得を目論んでいたヴィッセルにとっては、大きな影響を与えるはずです。
例えば、今シーズンでフリーとなり獲得が噂されるダビド・シルバも、プレミアがリーグが終了を発表しない限り獲得することはできません。もちろん移籍交渉はできますが、リーグ終了が延長されれば合流日は伸びるため、チーム編成に大きく影響を与えるはずです。
また、国内の感染拡大が終息する兆しを見せなければ、海外からヴィッセルへの移籍を敬遠する動きも出てくるでしょう。状況が長引けば夏だけでなく冬の移籍市場にも影響することから、編成部にとっては頭が痛いところです。
海外組の日本人獲得の可能性はある
さて、新型コロナによるヴィッセルへの影響を3つ挙げてみましたが、どれもネガティブな要素であることは間違いありません。
ただ、個人的に注目しているのが、海外に在籍している日本人選手の獲得です。
このタイミングで一度日本への帰国を選択する選手にとって、欧州とのパイプを持つヴィッセルは魅力的な存在でしょう。ヴィッセルにとっても外国籍枠を使うことなく主力の補強に動けるならば、両者にとってWin-Winと言えるのではないでしょうか。