2020年の1月21日にヴィッセル神戸の新シーズンのメンバーと背番号が発表されました。
今後追加での補強があるのかは定かではありませんが、ひとまずはこのメンバーが基本と考えて間違いないでしょう。
そこで今回は、新シーズンのヴィッセル神戸のスタメンを予想してみたいと思います。
ヴィッセル神戸のスタメン予想(Jリーグ)
まずはJリーグを戦うスタメンから予想していきましょう。
Jリーグでは外国人枠が5人まで起用できます。今回は3つのフォーメーションを想定してみました。
1.【3-4-3】
1つ目は3-4-3のフォーメーションです。
この形は昨シーズンのリーグ終盤戦や天皇杯で採用されたシステムで、今のところ最も成熟度が高い形と言えます。
ワントップには引退したビジャに代わって新加入のドウグラス。退団したポドルスキのRWGには藤本を予想してみました。
それ以外は昨シーズンのメンバーがベースとなり、コンディションや相手の戦術にあわせて入れ替えをおこなうイメージしょうか。
気になるのはドウグラスがどれだけ早くフィットできるかということ。
昨シーズンはスリートップが流動的にポジションを変えながら攻撃を構築していただけに、新加入の彼を含めた連携の成熟が鍵となります。
2.【3-5-2】
2つ目は3-5-2のフォーメーションです。
こちも昨シーズンのフィンク体制では頻繁に採用された形で、サンペールをアンカーに据えることでパスワークが格段に良くなります。
ただ、サンぺ―ルの両脇のスペースを攻め込まれる試合も多く、対策を講じておくことが必要でしょう。
昨シーズンもすでに大崎を前に押し出して2CB気味で守る形や、山口が下がりツーボランチで対応するなどいくつか具体策は試しています。
ツートップを採用することで古橋とドウグラスの攻撃力を存分に生かせる形だけに、成熟度が増せばファーストオプションとしても採用できるでしょう。
3.【4-3-3】
3つ目は4-3-3のフォーメーションです。
フィンク体制下では試合途中に4バックに変化することはありましたが、基本的には3バックでのスタートでした。
ただ、個人的にはこのフォーメーションは「あり」なのではと考えています。
ビルドアップ時にはサンペールが最終ラインに入ることで両SBを押し出すこともでき、逆に守備時には5バック気味で守ることも可能。
やはりヴィッセルが有利に戦えるのはボールを握りながら攻める展開で、サンペールを起用の可否は大きな意味を持ちます。
また、ドウグラスが加入したことで、ロングボールによる「緊急回避」も選択肢に加えられることや、酒井とフェルマーレン加入後に本格的に4バックを試していないことからも挑戦する価値はあるのではないでしょうか。
ヴィッセル神戸のスタメン予想(ACL)
さて、2020年シーズンのヴィッセルにとってビッグイベントとなるのがACLです。
ACLでは外国人枠が3人+アジア枠1人となっており、Jリーグとは違ったレギュレーションが適用されます。
現状ではアジア人選手は在籍していないため、在籍外国人5人の中から3人を選ばなければなりません。
【3-4-3】
今回ACLのスタメンとして予想したのが、上記のメンバーです。
注目の外国人枠3人には、イニエスタ・ドウグラス・フェルマーレンを選びました。
やはりイニエスタの存在はチームの戦術そのものに影響を及ぼすことから、外すことができません。
同じくドウグラスも、アジアでのフィジカル勝負を想定すると不可欠な存在で、得点が欲しい時間帯ではパワープレーのターゲット役も担ってくれます。
一番悩んだのが3人目を誰にするのか。
まず、サンペールに関しては「対アジア」のフィジカル勝負を想定すると、プレースタイルの相性が悪いと感じました(本当は大好きだから入れたいんですが…セルジごめん)。
ダンクレーとフェルマーレンは、左利きのCBがフェルマーレンしかいない点を考慮して、後者を選ぶことにしました。
ただ懸念があるとすればコンディション面で、ベルギー代表での活動もあるフェルマーレンが思わぬ怪我に見舞われないかが心配です。そのあたりを含めると、タフなプレイヤーであるダンクレーを選ぶのことも十分考えられるでしょう。
外国人選手以外はJリーグ版の3-4-3とほぼ同じで、ダンクレーのポジションには新加入を菊池を予想しました。連携面で不安があるなら、ベテランの渡部を起用する可能性もあります。。
まとめ
今回は、ヴィッセル神戸の2020年シーズンのスタメンを予想してみました。
今シーズンも外国人選手が中心となりますが、昨シーズンの戦いを経て日本人選手の底上げができている点は頼もしい限りです。ただ、移籍した選手が多かっただけに、2つのコンペティションを戦う上での選手層には不安が残ります。
これからさらなる選手補強があることは否定できませんが、まずは過酷なスケジュールを戦うためにも現有戦力のコンディションをしっかり整えたいところです。