【マッチレビュー】ルヴァン杯 第3節 ヴィッセル神戸vs大分トリニータ

【マッチレビュー】ルヴァン杯 第3節 ヴィッセル神戸vs大分トリニータ

今回フットボールベア―がお届けするマッチレビューは、ルヴァンカップ第3節、ヴィッセル神戸vs大分トリニータです。試合の放送がなかったため、残念ながらフルタイムのレビューは叶いませんが、公式情報を書き集めた「ミニ」レビュー形式でご紹介します!

ここまで2試合を終えてヴィッセルは勝ち点2。一方のトリニータは勝ち点3。両チームとも上位を伺うには勝ち点3を積み上げておきたいところ。会場は冬のような寒さとなった、神戸のユニバー記念競技場で行われました。

両チームのスタメン

この日は両チームとも週末のリーグ戦を見越して、大幅にメンバーを入れ替えて試合に臨みました。

ルヴァンカップでのヴィッセルとトリニータのスタメン

ヴィッセル神戸は4-4-2の並びを採用。前線にはウェリントンと田中順也がツートップを組み、ゴールキーパーはサンペールの加入以降リーグでの出番が減ったキム・スンギュが名を連ねます。

大分トリニータは3-4-2-1のお馴染みの形。ホームのヴィッセルサポーターにとっては、馬場と小林という馴染みある選手もスタメンで起用されています。

キム・スンギュがカップ戦で初スタメン

この試合でヴィッセルのゴールマウスを守ったのはキム・スンギュ。リーグ戦では開幕から3試合スタメン起用されていましたが、サンペールの加入以降は外国籍枠の関係もあってベンチ外が続いていました

ルヴァンカップでは吉丸がスタメンで出場していましたが、韓国代表の正ゴールキーパーを起用しないのはさすがのリージョにも難しい注文だったのでしょう。この日は迷わずキム・スンギュをピッチに送り出します。

ウェリントンと田中を縦に並べたツートップを採用

前線では、ウェリントンと田中を縦の関係で並べるツートップを採用しました。試合後の会見でリージョも話していましたが、守備の場面では横並びで対応し、攻撃の場面ではウェリントンが前、田中が後ろという形を取っています。

ここまでの公式戦のスタートはスリートップの並びが定番でしたが、少し変化を加えてきたようです。

この縦関係の並びが、先制シーンではよく生かされていました。

【前半】ヴィッセルが流れの中から2得点

先制点は前半24分。

神戸はセンターバックから左サイドの橋本にボールが渡ると、橋本がワンタッチでスルーパスを出します。これに反応した小川がスピードを生かして前線までドリブルで持ち込むと、ゴール前にややマイナス気味にグラウンダーのクロス。ダイレクトで合わせたのはウェリントン。ゴール左上隅にしっかりコントロールして得点を奪いました。

複数人が連動した動きでヴィッセルが先制

得点シーンを見てみると、小川のドリブルに合わせてボックス内に田中と郷家が勢いよく走り込んでいます。トリニータのディフェンスはこの動きに釣られ、ゴール正面にぽっかりとスペースを空けてしまいました。

ツートップが縦関係で並ぶと、この得点のように互いを囮に使う動きが増えてきます。ウェリントンがポスト役を務め、田中が反応するという形も考えられるなど、この2人の関係性は今後も大きな武器となりそうです。

ボール奪取からの素早い展開で追加点

追加点は前半の38分でした。

オナイウ阿道へのロングボールを宮が狙いすましてインターセプト。ボールはそのまま三田に繋がると、ドリブルでゴール前で持ち上がりミドルシュートを狙います。

シュートは大分のポープ・ウィリアムに防がれますが、こぼれたボールに詰めていた田中が反応。相手ディフェンダーの前に体を入れてボールをキープすると、キーパーをかわして右足で得点を奪いました。

前に「攻める」守備から、素早いカウンターでの得点。組み立てから連動したプレーで奪った先制点とは違う形ですが、ハイプレスを主体とするヴィッセルにとっては狙っているもう1つの攻めの形と言えるでしょう。このあたりも、本家バルサらしさが滲み出ています。

【後半】指揮官の注文通りクリーンシートで試合を終える

リージョは、後半に向けてのハーフタイムで選手たちにこう伝えたそうです。


「2-0でもゲームは分からない。後半も無失点でいこう」



(Jリーグ公式ページ)
https://www.jleague.jp/match/leaguecup/2019/041009/live/#recap

この注文通り、ヴィッセルは攻勢を仕掛けるトリニータを、キム・スンギュを中心としたディフェンスでしっかり守り切り、クリーンシートを達成。2-0で勝利を収めました。

増山が8か月ぶりにピッチに立つ

ヴィッセルサポーターにとって嬉しかったのは、この日ベンチ入りしていた増山朝陽が約8か月ぶりに途中交代で出場したということ。

昨年の8月に右前十字靭帯損傷で長期離脱を余儀なくされていましたが、最新のメディア情報では練習に参加する姿がアップされていました。サポーターからも復帰が心待ちにされていただけに、貴重な前線アタッカーのカムバックは朗報ですね!

少しずつコンディションを上げて、リーグ戦でもプレーする姿を見せてほしいです。

https://twitter.com/visselkobe/status/1115990257571209217
増山朝陽が復帰。ヴィッセル神戸公式twitter

心配な藤谷の負傷状況。代表への影響は?

一方で試合終了の瞬間には、右サイドバックの藤谷壮が負傷してピッチの倒れ込むと、そのまま担架で運ばれてしまいました。怪我の状況が心配なところです。

藤谷と言えば五輪代表にも主力メンバーとして名を連ねています。トゥーロン国際大会を6月に控える時期での怪我は、本人はもちろん代表スタッフにとっても気掛かりでしょう。

ひとまず軽症であることを祈るばかりです。

次節のルヴァンカップは4月24日のセレッソ大阪

この日の勝利で、勝ち点を5まで伸ばしたヴィッセル神戸。これでルヴァンカップのCグループで首位に躍り出ました。残り試合は3試合なので、今日が折り返して地点。次節は4月24日にアウェイでセレッソ大阪と対戦します。ホームでは引き分けているだけに、次こそ勝ち点3を積み上げたいところです。

以上、フットボールベア―のマッチレビューでした!