こんにちは!フットボールベアーです。いよいよ新年度ですね!
2月のJリーグ開幕から公式戦7試合を消化したヴィッセル神戸ですが、今回は、ここまでの試合を参考に、ポジション別の最新序列を考察してみたいと思います。さらに序列の中でもとくに気になるポイントとして、「外国籍枠」と「左サイドバック」についてフォーカスしてみます!
ヴィッセル神戸最新序列表(2019年4月)
上記の表は、ここまでのヴィッセル神戸の試合を参考にまとめた、2019年4月現在の最新序列表です。赤字は外国籍枠選手、青字はサブポジションを表しています。
ポイント1.外国籍枠の使い方は?
序列表の中で気になるのは、やはり外国籍枠の使い方です。
開幕時にビジャ、イニエスタ、ポドルスキ、キム・スンギュ、ウェリントンの外国人枠5人でスタートしたヴィッセル。今季からJリーグでは最大5人まで外国籍選手の起用が可能となりましたが、この時点で既に外国籍枠がいっぱいの状況でした。
開幕後には新たにダンクレー(2/25)、サンペール(3/7)が加わり、ヴィッセルの外国籍選手は総勢7名まで膨らみます。
総勢7人の外国籍枠はリーグとカップ戦で使い分け
リージョのここまでの起用法を見てみると、リーグ戦(J1)とカップ戦(ルヴァンカップ)で起用する外国籍選手を使い分けているようです。
上記は開幕からの公式戦7試合の外国籍選手の起用状況を一覧にしたもの。リーグ戦ではVIPトリオが全て先発起用されています。ダンクレーも加入後は全てフルタイム出場と、しっかりリージョの信頼を掴んだようです。
流動的なのはキム・スンギュとサンペール。サンペール加入後はキム・スンギュがベンチから外れるようになりました。ヴィッセルが目指すバルサ型のスタイルでは、アンカーのポジションが極めて重要な意味を持ちます。開幕後は山口が起用されていましたが、サンペールを補強したことを見ると、やはりこのポジションには「バルサイズム」をよく理解した選手が必要だったのでしょう。
キム・スンギュは韓国代表の守護神として高い能力を持っていますが、ビルドアップの部分で課題を抱えています。今後はウェリントン同様、カップ戦での起用がメインとなるのか?今後のリージョのマネージメントに注目です。
ポイント2.左サイドバックの最適解は?
序列表の中から次に注目してみたいのが、左サイドバックです。
先日のG大阪戦では、左サイドバックで先発した初瀬の裏のスペースが大きな弱点となっていました。攻撃的なプレーが持ち味の初瀬は、どうしても自身の攻め上がりの隙を突かれる傾向にあります。
では、序列の2番手に位置する橋本はどうでしょうか?橋本はここまでルヴァンカップのみの起用ですが、パフォーマンスはいまひとつの出来。高さもあり守備に強みを持ちますが、LSBの最適解とは言えないでしょう。
三田の左サイドバック起用!?
ここで思い浮かぶのが、三田の存在。ここまでセンターハーフのポジションでコンスタントに起用されている三田ですが、サンペールの加入により中盤でのプライオリティはやや下がっています。しかし攻撃のアイデアに加え、ボランチとしてもプレーできる一定水準の守備力も兼ね備えており、ベンチに置いておくのはもったいないプレイヤーです。
やや突飛なアイデアに思えますが、三田が左利きである点や、サイドバックが中央での組み立てやフィニッシュにからむ「偽サイドバック」での使い方をすれば、十分な適性を持っているのではないでしょう。
ポジショナルプレーの第一人者として世界に名をはせるリージョなら、このアイデアを試すことも考えられるでしょう。
序列の変動には今後も要注目!
今回はヴィッセル神戸の最新序列(4月版)の中から、気になるポイントを2つ取り上げてみました。まだまだJリーグのシーズンは始まったばかり。今後も激しいポジション争いの中で、序列の入れ替えは頻繁に行われるでしょう。
今後も定期的に追いかけていきたいと思います!