10月の欧州遠征から本格的な活動を再開した森保JAPAN。
新型コロナウイルスの感染対策のため海外組だけのメンバーに限られましたが、渡航制限の緩和が進めば、国内組の招集も検討されるでしょう。
そこで今回は、ヴィッセルサポから森保監督への「推薦状」と称して、ヴィッセルのメンバーの中から代表に招集してほしいメンバーをピックアップしてみました!
1.古橋 亨梧
- Kyogo FURUHASHI
- 1995/1/20
- 170cm・63kg
- 2020年成績 23試合11得点
- ポジション:CF・ST・WG
いまやリーグ屈指のストライカーへと成長を遂げた古橋。2019年には森保JAPANに初招集され、代表デビューも果たしています。
スピードを生かした抜群の得点力が特徴。裏への抜け出しはもちろん、自らドリブルでコースを創り出し、積極的にシュートを放つ姿は元チームメートのビジャ(元スペイン代表)を彷彿とさせます。偉大なストライカーの影響を感じさせるのが、シュートのタイミング。対面するマーカーやGKの虚を突いたような計り方は日本人らしからぬ強みで、海外勢を相手にする代表での活躍も期待できます。
豊富な運動量で守備にも献身的に貢献するスタイルも森保JAPAN向き。向上心を失わないパーソナリティも◎
2.山口 蛍
- Hotaru YAMAGUCHI
- 1990/10/6
- 173cm・72kg
- 2020年成績 25試合5得点
- ポジション:CH・DH・OH
無尽蔵のスタミナで広大なエリアをカバーするダイナモ。代表でのキャリアも豊富で守備のイメージが先行しますが、ヴィッセル加入後は攻撃面での成長が顕著。ボックス内への飛び出しやサイドからのクロスなどフィニッシュの局面に頻繁に顔を出します。
十八番のインターセプトでピンチの芽を未然に防ぎ、チームのバランスを整える技術は日本人トップクラス。ヴィッセルでは変えの効かない不動のセンターハーフとしてプレーしますが、代表ではツーボランチの一角に据えることでチームの安定はもちろん、前線の選手に攻撃面での自由を提供してくれるでしょう。
3.安井 拓也
- Takuya YASUI
- 1998/11/21
- 174cm・66kg
- 2020年成績 14試合1得点
- ポジション:CH・DH・OH
ヴィッセルの未来を担う次世代の司令塔候補。安定した足元の技術と高いキック精度でチャンスを演出。ポジショニングの良さは特筆で、「間」を作るプレーぶりはリトル・イニエスタと形容したくなるほどです。
まだフィジカル面の強度に課題を残しますが、それを補って余りあるテクニックで相手の急所を突く的確なパスを供給します。コンスタントな出場機会を得ることで自分らしいプレーを披露する術を身に付けており、昨季序盤に見せた精神的な脆さが激減している点も評価ポイント。A代表へ即招集とは行かないまでも、五輪代表として呼ぶ価値のあるタレントです。
4.菊池 流帆
- Ryuho KIKUCHI
- 1996/12/9
- 188cm・80kg
- 2020年成績 10試合0得点
- ポジション:CB
J2レノファ山口からヴィッセルへのステップアップを果たした菊池。188cmの長身を活かした空中戦の強さは迫力満点で、外国人選手にも臆することなく挑むハートの強さも長所の1つ。雄たけびやガッツポーズで感情を表現する熱いプレースタイルは、どこか大人しい印象が残る森保JAPANに新たな刺激を与えるはずです。
一方で、試合後にはSNSやブログを通して、自身の状況を客観的に把握し言語化するクレーバーな一面も持ち合わせるなど、向上心が高いパーソナリティも評価材料。まだまだ粗削りな部分も多く、クラブでも不動のポジションは得ていないものの、ポテンシャルの高さでいえば一度代表に呼んでおきたい人材でしょう。
5.小田 裕太郎
- Yutaro ODA
- 2001/8/12
- 181cm・70kg
- 2020年成績 14試合1得点
- ポジション:CF・WG
ヴィッセルユースが輩出したニュースター候補。スピードを利したドリブルから、カットインしてシュートを放つ「型」を持っており、ゴールへ仕掛ける積極性はチームの貴重なオプションとなっています。今季はJリーグ初得点も奪うなど、大器の片鱗を披露。
とはいえ、判断力やポジショニング、フィジカル強度など課題は多く、現状では「未来枠」候補の1人。それでも、輝かしい未来を想像させるスケールの大きさは魅力的で、世代別代表での活躍も期待されます。
まとめ
今回は、ヴィッセル神戸のメンバーから、森保監督へ推薦したい5人のプレーヤーをご紹介しました。本音をいえば、大崎や西、郷家といったメンバーも推薦したところですが、即戦力2人と未来枠3人というセレクトに絞ってみました。
近年ヴィッセルでは、イニエスタやビジャ、ポルディ、フェルマーレンといった世界レベルとタレントとプレーする時間を得たことで、日本人選手達の急速な成長が見られています。今後もこの流れが続けば、常時代表にプレイヤーを輩出できる日も遠くありません。神戸から巣立った選手が、日の丸のユニフォームで躍動する姿を期待したいですね!